ベンツの売れ行きにみる経済格差

ベンツがカローラよる売れているところがあるって本当?

Cクラスをほかの車と比較してみよう

富士山

2014年に日本国内モデルが発表された新型ベンツCクラスは多くの評論家諸氏がべ夕誉めしている。

確かにスペックも値段も文句ないが、本当のところはどうなんだろう?

ということでベンツC200アバンギャルドをほかの車と比較しながら走ってみた。

同行するのはBMW320iラグジュアリー、スカイライン200GT-t夕イプSP、レクサスIS300hFスポーツ。

2.5LハイブリッドのIS300h以外の3台はすべて直4、2Lターボを搭載する。


走りを比較してみよう

まず日本導入が開始されたモデルは直4、1.6Lターボ(156ps/25.5㎏m)を搭載する「C180」/「C180アバンギャルド」、直4、2Lターボ(184ps/30.6㎏m)を搭載する「C200アバンギャルド」、そしてハイパワー版直4、2Lターボ(211ps/35.7㎏m)を搭載する『C250スポーツ』の4モデル。

新型Cクラスは、なんといっても注目なのがアルミを多用したボディによって高い剛性と軽量化を高次元で両立したところ。

C200アバンギャルドの車重は1540㎏に抑えられている。

ボディサイズは金長4715㎜、全幅1810㎜、全高1430㎜でホイールベースは2840㎜。

ボディサイズ感としてはBMW3シリーズやレクサスISとぽぼ同格。

スカイラインは全長4800㎜、全幅1820㎜、全高1450㎜でひと回り大きい印象だ。

サスペンションは基本となるコイルスプリング仕様に加えてC200アバンギャルドにエアサス(AIRMATICアジリティパッケージ)がオプション設定される。

Cクラスにエアサスが採用されるのは今回が初めてとなる。

今回の取材車はこのエアサスを装着したC200アパンギャルド・AMGラインだ。

JC08モード燃費は1.6LターボのC180が17.3㎞/L、2LターボのC200が16.5㎞/Lで、このクラスとしては出色の好燃費。

都内から首都高3号線~東名高速経由で御殿場インターから国道138号線を使って篭坂峠を越え、山中湖畔から河口湖周辺を目指すルートを走り、途中、区間燃費を計測しながら撮影をしつつ、最終的に河口湖インターから中央高速に乗り都内へ戻る。

燃費については、ハイブリッドのIS300hが絶対的に有利になるいっぽう、車体が大きく重量も重いスカイラインがどうしても不利になるので、最終的にはJC08モード値に対する実燃費達成率で評価をすることとしたが、IS300hはすべての区間で燃費値トップを獲得。

興味深いことに、JC08モード燃費に対する達成率では、全区間でIS300hは最下位となっている。

スカイラインは絶対値では全区間最下位(これは車重を考えればやむを得ぬ結果)なのだが、達成率では最終区間以外でトップを獲得しているのと対照的。

基本は同じ2L、直4ターボエンジンを搭載するベンツC200は燃費重視のローパワー仕様となっていることとスカイラインに対し90㎏軽いこともあり、実燃費で10~15%程度上回っている。
 
今回の4台でもっともスポーティなドライブ感覚と乗り心地が高次元でバランスされているな、と感じたのはBMW320i。チューニングが絶妙。

ベンツC200についてはこれまでの面白昧のないハンドリング特性からは、ずいぷんと軽快感を出しているものの、基本的にはスタビリティ重視に変わりはない。

ボディ剛性の高さを実感でき、エアサスの動きもスムーズで路面のうねりなどをきれいにいなして優れた乗り心地を確保している印象。

ただ、エンジン回転の上昇とともにシャーという高周波のノイズがかなり大きく入ってきたのはちょっと気になった。

スカイラインは先にデビューしたハイブリッドよりもフロントが圧倒的に軽く軽快なフットワークが楽しめる。

IS300hのエンジンフィールはトヨタハイブリッドに共通したフィーリングで、極論をしてしまえば大きなプリウス。

エンジンで走る感覚はなく、アクセルワークでクルマの姿勢を制御するという走り方には馴染まない。

こうして日独最新プレミアムセダンを走り比べでみると、けっして新型Cクラスだけが突出してすばらしい、ということではないな、と感じた。

もちろんすばらしいクルマで、価格を考えれば国産プレミアムセダンは大いに脅威と感じなければならない存在だ。

でも、C200よりも60万~80万円安い価格でワンランク上のボディサイズを手に入れられるスカイラインの魅力は大きいし、IS300hは揺るぎない燃費性能がメリットでで、これは他車では絶対に手に入れることはできない。

BMW320iとの比較となると、これはもう、好みの問題と言って差し支えない。

ハンドリング重視の3、スタビリティ重視のCである。


Cクラスのベストグレードは?

419万円と最も安いC180は緊急ブレーキ、CPAやナビを會むCOMANDシステムが装備されるが16インチアルミホイールなど装備が少し貧弱。最量販車種は467万円のC180アバンギャルド。

スポーティなアバンギャルドデザインになり、アルミは17インチで内装はファブリックと人工皮革のツインシート。

しかし最新の安全装備、レーダーセーフティパッケージは19万5400円のオプション(C180/C180アバンギャルド)なので、これは付けたいところだ。

これが標準にとなるのがC20Qアバンギャルドで524万円。

このどちらかだろう。

スポーティさを求める人はほかのパッケージオプションも組み合わせて付けなければいけないが、AMGラインがオススメ(+35万円)。

C180アバンギャルドにはスポーツサスペンション、C200アバンギャルドにはエアサスが付く。

一番のオススメは豪華装備&極上の乗り心地のC200アバンギャルド・AMGライン。